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LOGOSメールマガジン VOL 383 月曜テキスト号  

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=== 最新業界情報から ==================




先週注目されたのは、余暇進が11月17日に開催した「平成27年度秋季セミナー」において、警

察庁生活安全局保安課の大門雅弘課長補佐が行った講話の内容だろう。[遊技通信web]にそ

の全文が掲載されているが、席上、「ぱちんこ遊技の健全化を進めていく上での喫緊の課題」

として、「射幸性の抑制に向けた取り組みの推進」と「遊技くぎの問題」の2点に言及したと

いう。


まず、前者については、9月に業界関連6団体名による「高射幸性遊技機の取扱についての合意

書」を策定し、全日遊連の自主規制を6団体で支援していくことを合意したことを提示。さら

に、メーカー団体は、大当たり継続率や傾斜値に関する新たな基準を設けるなど同6団体合意

にとどまらない射幸性の抑制策を引き続き推進していると評価。ただし、各ホールが撤去期限

ギリギリまで高射幸の遊技機を設置し続けようとするならば、仮にメーカーが新たに低射幸の

遊技機を製造・販売したとしても、その遊技機が市場に出回ることは期待できないと指摘。今

後の各メーカー、各ホールの姿勢や具体的な運用如何にかかっているとした。


一方、遊技くぎの問題については、「遊技客が遊技をする時点の遊技機性能において、一体何

が改善されたのか」「今後の是正策としてどのような具体策や方針が示されたのか」と問題提

起。ホールもメーカーも行政からうるさく指摘をされないようにするには、どの程度、一般入

賞口に玉が入ればよいのかに気を取られているようだが、行政が求めていることは「検定機が

検定機の性能のまま遊技客が遊技できる環境にすること」と強調。「この当たり前のことを、

今後のくぎ問題の是正を考える際の前提とするよう考え方を改めることが、当庁から要請した

遊技機の回収・撤去を実現する出発点とすべき」と呼びかけた。


さらに、「そもそもなぜ、検定機の性能を逸脱した遊技機が市場に出回るのか」についても話

が及び、その理由を「営業利益に対する貢献度の高い遊技機としてホールが欲し、その要望に

答える形でメーカーが製造する構図があるのは否めない」と断言。「検定機の性能を逸脱した

遊技機が営業所から少しも減らないばかりか、メーカーへの改善依頼が1つも聞こえてこない

状況が、ホール側も検定機の性能を逸脱した遊技機を欲していることの何よりの証左」とし、

「そういった違法な範囲まで営業形態の選択肢があると居直るホール側の誤った姿勢や考え方

を改めていくことなくして、市場の遊技機を適正なものに入れ替えていくことはできない」と

指摘。「不適正な遊技機とは決別するとの決意と、今後の営業の用に供することができる適正

なぱちんこ遊技機は何かというビジョンをホール側が持つことにより、メーカー側への適正な

遊技機の販売要望が可能となり、その要望に応じてメーカー側の適正な遊技機の開発・販売計

画が進み、販売時期が決まり、その販売時期に応じて、現状出回る検定機の性能を逸脱した遊

技機の撤去計画が進むというのが、現実的に進めていける1つのシナリオではないかと考える

」と提言したとのこと。




ここで、行政は明らかに「ホール責任」を訴え、ホールの姿勢の改善を求めている。もはや「

メーカーの責任」と、他責を主張できる状況にないことを伝えていると読み取れるが、速やか

な対応が行われなければ、硬質プラスティック釘へのシフトも彷彿させる内容と捉えるべきだ

ろう。




一方、一般メディアにおけるパチンコ関連報道では、11月20日付で複数のメディアが闇スロ店

の摘発について報じた。テレビ朝日系(ANN)の内容は次の通り。***《1年で3300万円…歌

舞伎町の“違法パチスロ店”摘発》東京・歌舞伎町でパチスロ賭博店が摘発され、店長の男ら

3人が現行犯逮捕されました。パチスロ賭博店「ビックリマン」の店長・小林雄城容疑者(22

)ら3人は19日未明、新宿区歌舞伎町のビルで、パチスロ台を使って客らに賭博をさせた疑い

が持たれています。客の男10人も賭博の疑いで現行犯逮捕されました。警視庁によりますと、

小林容疑者らは二重扉や防犯カメラなどを使い、摘発を逃れていました。取り調べに対し、小

林容疑者らは容疑を認めています。警視庁は、小林容疑者らが1年足らずで約3300万円の利益

を上げていたとみて調べています。***




嬉しいニュースとしては、11月18日付シネマトゥデイが《海外セレブ来日!ザック・エフロン

はパチンコに挑戦》との記事を配信した。***『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービ

ー』の主人公トロイ役で有名なザック・エフロンが、パチンコに挑戦している写真を

Instagramに投稿した。ジャパンツアーのために来日中の歌手カーリー・レイ・ジェプセンも

、日本のファンからのプレゼントと撮った写真を同SNSで公開している。数日前に有名寿司店

「すきやばし次郎」での写真を「Arigato gozaimashita, Jiro San.(原文ママ)」というメ

ッセージとともにInstagramに投稿し、お忍び来日が噂されていたザック。今度はパチンコに

挑戦したようで、「このゲーム、スイートキスって呼ばれているけど、嘘だよ……」という文

とともに、パチンコ台に座って頭を抱えている写真を掲載した。この写真に対してファンから

は「東京にいるの?」「ザックがパチンコって笑」などのコメントが寄せられている。(後略)

***




以前にも同紙は、ハリウッド女優が「監督をパチンコに連れて行く」と発言したことなど報じ

たが、日本の文化として注目を集めるということ自体は、業界のイメージアップに繋がる。セ

レブだけに投資金額云々はないだろうが、ただ、「やってみたが、当たらなくて面白くない」

と言われない環境整備が同時に求められてくる。露出を高めたり、メッセージを一方的に投げ

かけるだけが広報ではない。そこに戦略があって初めて奏功する。こういう報道もチャンスと

捉え、「パチンコに参加する人」のイメージの向上につなげることに期待したい。




このほか、パチンコとは直接関係はないが、興味深いニュースが2つ確認された。1つはアメ

リカの調査会社(EEDAR)が実施したスマホゲーム市場に関する調査結果。ネットで複数の情

報が確認されたが、それらの情報をまとめると、スマホゲームの市場は今年、プレイヤー人口

15億人、世界で250億ドル(約3兆円)に増加。市場規模の1位は54.1億ドルの北米、次いで

51.6億ドルの日本、50.1億ドルの中国、そして13.7億ドルの韓国。日本はプレイヤー人口が

4580万人と中国のおよそ8分の1、北米の3分1にもかかわらず2位。また、日本における1カ月の

スマホゲームの課金額は、1人あたり平均24.06ドル(約2,970円)で、2位の韓国が12.83ドル

、以下北米が6.61ドル、中国が2.88ドル。ただ、1週間の平均時間は、中国4.3時間、韓国3.9

時間、北米&日本3.5時間となっており、決してプレイ時間は長くない。つまり、1人あたりの

投資額が高く、短時間での課金が特徴的な市場傾向が明らかになった。




もう1つはビンゴゲームの違法性について。こちらは11月20日付のプレジデントの記事を、主

要箇所のみ抜粋して掲載する。***《年末年始のビンゴゲーム、実は罪に問われる可能性も

?》年末年始のパーティーシーズン。余興の定番といえばビンゴゲームだが、実は、やり方に

は注意が必要だ。ビンゴゲームが罪に問われるおそれがあるからだ。法律上、「番号札を販売

して、抽選などの偶然的な方法で当選を決めるくじ」は富くじと呼ばれ、禁止されている。ビ

ンゴはこれにあたるのか。津田岳宏弁護士は、「参加者が危険負担をしているかどうかが分か

れ目」と指摘する。「危険負担とは、ゲームに参加するためにくじの代金を支払うこと。たと

えば1枚いくらでビンゴカードを販売すれば、参加者の危険負担があるので富くじ罪に該当し

ます。一方、結婚式の二次会などで参加者に無料でビンゴカードを配るのは、危険負担がない

のでセーフです」。カードは無料で配ったとしても、最初に会費をもらっているので実質的に

有料とみなされる心配はないだろうか。「ビンゴと会費に対価関係がないので問題ないでしょ

う。ただ、会費に差があり、高い会費を払った人だけでビンゴをやると、通常の会費との差額

分は危険負担があったとみなされるおそれもあります」。ビンゴが富くじとみなされれば、発

売した人は「2年以下の懲役又は150万円以下の罰金」、授受した人は「20万円以下の罰金又は

科料」だ。ただ、身内の集まりなら実際に検挙される可能性は低い。「司法には、形式的には

違法でも、軽微な場合は処罰しないという考え方があります。とくに富くじ罪のような風紀に

対する罪は公然性がない場合は処罰されにくいです。仲間内の賭け麻雀が形式上は賭博罪でも

逮捕されないのと同じです。ただ、賞品が豪華すぎたり、景品ではなく賞金にすると、違法性

が高まるので注意です」。(中略)「競馬や宝くじが隆盛している中での賭博罪や富くじ罪の

存在は非常に疑問です。判例では、怠惰浪費の弊風を生じさせ、勤労の美風を害することが処

罰根拠となっていますが、海外の調査結果では、賭博と勤労意欲は関係ないとなっています」

。いまやカジノ解禁が検討される時代。富くじ罪も見直されていいのかもしれない。***




他方、カジノ関連報道では、11月17日付マカオ新聞が「マカオゲーミングショー」について報

じた。***《国際カジノ見本市「マカオゲーミングショー」開幕=日本勢も異業種含め多数

出展》マカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオ併設のコンベンシ

ョン内のコタイエキスポホールで11月17日、大型国際ゲーミング(カジノ)見本市「マカオゲ

ーミングショー(MGS)2015」が開幕した。MGSは地元マカオのゲーミング(カジノ)機器製造

業者の組合にあたる澳門娯楽設備廠商会の主催で2013年にスタートし、入場者数は初回が8000

人、第2回が1万2000人だったとのこと。今回が3回目の開催で、会期は19日までの3日間。MGS

には、スロットなどゲーミングマシンメーカー及び関連機器やシステム、ゲーミングチップや

トランプなどのカジノグッズ、VIPクラブなどを運営するカジノ仲介業者、ドックレースや競

馬などのスポーツベッティングといったカジノ関連業界のほか、飲食、サービス、メディア、

教育と行った周辺分野まで、世界各地の幅広い企業が出展している。大型ブースを積極展開し

ているのがゲーミング(カジノ)マシンメーカー各社だ。中でも、ライブ中継型ゲーミングシ

ステムのリーディングカンパニーとして知られる地元マカオのメーカーのLTゲーム社は、昨年

業務提携を行った米スロット製造大手のIGT社と共同で会場内最大規模のブースを構え、勢い

を感じさせる。日本勢の出展も目立った。ゲーミングと直接関連する企業では、ゲーミングマ

シンメーカーのアルゼゲーミング、コナミゲーミング、セガサミークリエイション、紙幣識別

機のJCMグローバル、ゲーミングチップ製造のマツイアジア、プレイングカード(トランプ)

製造のエンジェルが出展。また、異業種からも、環境・エネルギーシステム、鋼製構造物、産

業機械などの設計・建設を手がけるJFEエンジニアリングが初出展、省エネ装置のローレンツ

が2回目の出展を行っている。出展企業はいずれも国際カジノ見本市への出展を通じ、マカオ

、アジアや北米の大手カジノ運営企業に自社製品の採用をアピールしたい意向だ。JFEエンジ

ニアリングは、SMAPがコマーシャルの撮影をしたことで一気に有名になったシンガポールのIR

、マリーナベイサンズの屋上部分「スカイパーク」の建設を手がけたことでも知られる。今回

の出展目的については、大型カジノIR施設の建設ラッシュが続くマカオにおいて、環境・リサ

イクル技術を紹介するためという。ローレンツは消費電力の大きいIR運営会社などに対して、

すでに日本の大手コンビニエンスストアチェーンや海外の大手スーパーなどに納品実績のある

省エネ装置とコスト削減効果を説明し、売り込みたいとのこと。***




11月20日付カジノIRジャパンによると、MGSでは、Augustine Ha Ton Vinh氏(ベトナム

政府へのギャンブル法制のアドバイザー、Stellar Group)が登壇。ベトナムのカジノ法制の

方向性を示したという。記事の内容は次の通り。***《ベトナム:IR市場テコ入れへ 3

つの大型IR追加、投資要件緩和、内国人の入場を限定許可》Macau Gaming Shown 2015(11

月17-19日)、Augustine Ha Ton Vinh氏(ベトナム政府へのギャンブル法制のアドバイザー、

Stellar Group)が登壇。ベトナムのカジノ法制の方向性を示した。ポイントは①政府はHo 

Tramに続き、3つの大型のカジノを含む統合リゾート(IR)を許可する方針②現在の草案で

は、IRライセンス付与において、事業者に対して40億米ドルの投資額のミニマムコミットメ

ントを求めた。これを、緩和する方針。ミニマムコミットメントを20億べドルにするなど。ラ

イセンス期間は15年③内国人の入場を可能とする法整備が進行中(現在は内国人の入場は認め

られていない)。法案は2016年2月から3月にリリースされる見通し。内国人のカジノ入場の要

件は、20歳以上、月収750ドル以上、入場料を一回当たり50ドル徴収(年間パスは500ドル)内

国人の入場は、まずは2年間のパイロット運用で、Ho Tramで実施する考え。ベトナムの2014年

の外国人専用カジノを含む統合リゾート(IR)の合計の売上高(GGR)は1.37兆ベトナムド

ン(US$61.56mn≒74億円)であった。カジノ売上課税率は約40%ほど。現状では、大型IRの

実現は経済的に困難と言わざるを得ない。こうした中、ASEANの観光競争に対抗するために、

政府はIR強化を検討している。その施策の目玉は、内国人の入場を一定条件下で認めること

。調査機関によれば、内国人の入場が可能となった場合のベトナムのカジノ市場のポテンシャ

ルは30億ドル(約3,600億円)、GDPの押し上げ効果は0.58%と予想する。***




また、フィリピンのカジノ動向について11月18日付 SankeiBizが《マニラに統合リゾート施設

 比・不動産開発大手、20年後半完成目指す》とのニュースを配信した。***フィリピンの

不動産開発大手メガワールドは、マニラ首都圏に総額650億ペソ(約1700億円)で「アジアの

ブロードウェー」を建設する大型開発に着手する。カジノ付き統合リゾートのリゾーツ・ワー

ルド・マニラの開発・運営会社トラベラーズ・インターナショナル・ホテル・グループとの共

同開発を予定しており、2020年後半の完成を目指す。現地紙インクワイアラーなどが報じた。

メガワールドによると、新たな開発地区は「ウエストサイドシティー」と名付けられ、面積は

31万平方キロ。集合住宅や高級ショッピングモール、合計1500室のホテル群のほかに、カジノ

やフィリピン初となる大型歌劇場(3000人収容)などの娯楽施設が建設されるという。同社に

とっては国内20件目の都市型開発計画で、レジャー・娯楽地区の開発は6年前に同じマニラ首

都圏で開業した「ニューポートシティー」に次ぐ2件目だ。同国内で指折りの富豪でもあるメ

ガワールドのアンドリュー・タン最高経営責任者(CEO)は「ウエストサイドシティーがフ

ィリピンの首都マニラの顔となる日を楽しみにしている」と述べ、開発に意欲を示した。また

、ウエストサイドシティーの開発と並行して、ニューポートシティーの利用者増を目指し、統

合リゾートの施設拡充なども順次行っていくという。メガワールドは賃料収入などが好調で、

今年1~6月の最終利益は前年同期比12.5%増の54億3000万ペソだった。先月にはルソン島南

部パンパンガ州のサンフェルナンドでも総額300億ペソの開発事業を進めると発表するなど、

積極的に業務を拡大している。***




=== ピックアップ記事 ==============================

全日遊連 「検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機の撤去について」は日工組からの連絡待ち[娯楽産業協会]

  • http://www.goraku-sangyo.com/archive.php?eid=04021


  • 警察庁・大門課長補佐が行政講話「射幸性の抑制」「遊技くぎ問題」に言及(全文掲載)[遊技通信web]
  • http://www.yugitsushin.jp/news/category/


  • 日工組、遊技機開発の方向について近日中に声明[@グリーンべると]
  • http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00008241


  • 撤去対応は共通認識でスピーディに〜日遊協[@グリーンべると]
  • http://web-greenbelt.jp/news/detail.php?n=00008243






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